退職を考えているけど、会社にいつ、どのように申し出れば良いのか、希望する時期に辞めさせてもらえるのか疑問に思う方も多いかと思います。
実際に私が体験した退職交渉について記します。
退職を考えている人の参考にしていただければ幸いです。
目次
1. いつ誰に伝えるか
2. 退職理由
3. 強い意志も持って退職の意思を伝える
4. 上司の反応
5. 就業規則に従い手続きを行う
1.いつ、誰に伝えるか
社内の規則を調べたところ退職願いは退職日の14日前までに提出すれば良いこととなっていました。(会社によって違うと思いますので在籍している会社の規則を確認して下さい。)
しかし、私は引き継ぎに時間がかかることを考え、後任の負担を軽くできるようにと、約4ケ月前(8月下旬)に上司である部門長にまず口頭で退職の意思を伝えました。
いきなり退職願いを渡すことも考えたのですが、まずは、直接話をして退職の合意を得てから退職願いを出すこととしました。
34年も勤めさせていただいた会社であり、「円満退社」としたかったためです。
2.退職理由
上司に退職を伝る際には、退職理由を伝える必要があります。
私の場合は、「長時間労働と仕事のプレッシャーによるメンタル面の限界」が本音です。退職前は、80時間/月以上の時間外作業が続き、また納期、コスト、品質確保のプレッシャーから集中力の低下、酷い脱力感を感じていました。
しかし、これをそのまま伝えると、管理責任者である部長の責任も問われる可能性もあり、また負荷を減らすから退職を考え直すように引き止めらると考え、「親の介護が必要であり、自身の体調も良くないこと」を退職理由として伝えました。
次の就職先が決まっているのであれば、それを理由にしても良いかと思います。私の場合は、転職先も決めていなかったので転職を理由にすることはできませんでした。
また、会社や部門への不平、不満も一切言わないようにしました。
これも「円満退社」をしたかったのと、「これからから改善する」「希望の部署に異動させる」「負荷を減らす」など、引き止めの材料にされる可能性もあると思ったからです。
3.強い意志も持って退職の意思を伝える
上司に退職につて話をした際は、相談ではなく報告として伝えました。
「退職を考えている」、「退職したい」等だと、まだ決めていないので考え直すよう強力な引き止めにあい、退職交渉に時間がかかると考え最初から「退職の報告」として伝えました。
ただし、退職の時期については、引き継ぎの時間が必要なので相談として話をしました。
4.上司の反応
退職の意思を伝えた際に上司は、非常に驚いていました。絶句という表現が適しているかもしれません。
退職の理由と時期を説明し退職の意思が固いことを伝えました。上司は、上位上司と相談することとなり、その場は終わりました。
その後、上司と話合いを重ね、引き止めもありましたが私の退職の意思が変わらないことから10月下旬の話し合いで、12月末で退職することで合意を得ることができました。結局、退職の意思を伝えてから合意を得るまで2ケ月もかかってしまいました。
5.業規則に従い手続きを行う
上司の合意を得ることができたので、退職願いを作成し11月上旬に上司に手渡しをしました。
私は人生初の退職なのでこれまで退職願いを書いたことがありません。ネットで書き方を調べると「手書き」にすべきとの意見もありましたが、私の場合は、パソコンで作成し、押印したものを提出しました。
用紙は3つ折りにして封筒に入れるのが一般的とのことなので用紙のサイズは、「B5」、封筒サイズは「長形4号」としました。(用紙がA4だと封筒が「長形3号」となりかなり大きいのでためました。)
その後、人事部より退職手続きの案内があり、それに従って手続きを行いました。
退職手続きの詳細につては後日、記したいと思います。