退職を考えているけど、退職時にはどんな手続きが必要なのか疑問に思う方もいるかと思います。
実際に私が体験した退職手続きについて記します。
退職を考えている人の参考にしていただければ幸いです。
目次
1. 持ち株会
2. 健康保険
3. 退職所得
4. 財形貯蓄
5. 会社からの受け取り品
6. 会社への返却品
正式に退職願いを提出した後、人事部より「退職手続きマニュアル」が送られてきましたので、これに従って社内の退職手続きを行いました。
34年勤務していましたがこのようなマニュアルの存在も知りませんでした。
社内の手続きなので会社により異なるものと思いますが参考として下さい。
1.持ち株会
私の勤めていた会社は東証に上場しており、社員持ち株会制度がありこれに入会していました。
退職により脱会となりますので退職マニュアルに従って脱会の手続きを行いました。
脱会とともに保有株式を売却し、現金で受け取れるかと思っていましたが、まずは会社指定の証券口座を作り、そこに保有株式を移してからでないと売却できない仕組みでした。
このため、会社指定の証券口座の開設の手続きも行いました。
2. 健康保険
退職後の健康保険につては、以下の4つの選択肢がありました。
- 現在加入している健康保険組合を任意継続する
- 再就職先の健康保険に加入する
- 国民健康保険に加入する
- 家族の扶養者になる
私の場合は、「再就職先が決まっていない」、「家族で健康保険組合に入っているものがいない」ため、実質「現在加入している健康保険組合を任意継続する」または「国民健康保険に加入する」の2択でした。
比較検討した結果、現在加入している健康保険組合を任意継続する手続きを行いました。
任意継続を選択した理由については後日、記します。
3. 退職所得
私が勤めていた会社の退職所得は、以下の4つに分かれていました。
- 退職一時金
- 確定拠出企業年金(DC年金)
- 企業年金
- 特別賞与
①退職一時金については、退職時に受け取ります。
②確定拠出企業年金(DC年金)は、60歳以降でないと受け取れません。
③企業年金につては、「退職一時金として受け取る」または「60歳以降に年金として受け取る」か選ぶことができましたが、私は「全額を一時金として受け取る」ように手続きを行いました。
④特別賞与は、次回賞与の事前支給で、支給額は前回支給額を基に次回賞与の対象期間中の在籍期間を按分して算出されたものです。
退職所得については後日もう少し詳しく記します。
4. 財形貯蓄
私は在職中、以下の財形貯蓄を行っていましたので解約の手続きを行いました。
- 一般財形貯蓄
- 住宅財形貯蓄
財形貯蓄は、毎月わずかな金額しか積み立ていませんでしたが、会社の奨励金があったことなど考えると、もっと積み立てしていれば良かったと後悔しています。
5. 会社からの受け取り品
退職前には以下を会社から受け取りました。
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 離職票(後日郵送にて)
雇用保険被保険者証を見るのは初めてでした。以下が会社から受け取った物は以下です。
6. 会社への返却品
退職時には以下を会社へ返却しました。
- 社員証
- 社有電話
- 防災用ヘルメット
- ロッカー、机のカギ
- 健康保険証(後日会社に郵送)
なお、健康保険証については、退職日が12/31付けであり、ぎりぎりまで手元に置いておきたかったので、最終出社日に返却するのではなく、1月に会社へ郵送することにしました。
交通費は12月でまでしか支給されていなかったので清算する必要がありませんでした。
また、入社時に支給された社章(スーツ用バッジ)は返却のリストにはありませんでした。
(私は技術職であったこともあり社章をつけたことがありませんでした。)
以上が社内の退職手続きでした。退職に伴う社外での手続きにつては後日、記します。