退職すると確定拠出企業年金(DC年金)の資格を喪失します。
確定拠出企業年金(DC年金)は60歳以降でないと受け取ることができないため60歳未満で退職する人は移換手続きが必要です。
再就職先の確定拠出企業年金(DC年金)に移換手続きをするか、個人型DC(以降iDeCoと記します)へ移換手続きをする必要があります。
私の場合、再就職先が決まっていないのでiDeCoに移管する必要があります。
今回は、資料請求まで行いましたので私が実際に行った手続きについて記しておきます。
目次
1. 移換手続きの流れ
2. 移換先の金融機関選定
3. 資料請求
4. 最後に
1.iDeCo 移換手続きの流れ
iDeCoへ移換する手続きは以下の流れとなります。
- 退職後「確定拠出年金の加入者資格喪失のお知らせ」が届く
- 金融機関の選択、プランから移換先の候補を決める
- 移換先候補の金融機関に資料請求を行う
- 金融機関およびプラン決める
- 金融機関に移管の申し込み行い指示に従って書類を提出する
- 移換完了通知を受け取る
「確定拠出年金の加入者資格喪失のお知らせ」は資格喪失日の翌月以降に届きます。
私の場合は、12月31日退職なので資格喪失日は1月1日となり2月以降に届きます。
なのでまだ「確定拠出年金の加入者資格喪失のお知らせ」を受け取っていませんが移換手続きには時間がかかるようなので移換先のiDeCo金融機関の選択、プランの検討を先に行いました。
なお、期限内に移管が終わらないと「自動移換」というものが行われます。
自動移換になるとこでまで確定拠出企業年金で運用されていた投資商品は全て売却して現金化され「国民年金基金連合会」にお金が移されます。
そして、自動移換されると手数料をとられるので注意が必要です。
- 特定運営管理機関手数料:3,300円
- 国民年金基金連合会手数料:1,048円
- 毎月の管理手数料:52円/月
さらに自動移換後、新たにiDeCoや会社の確定拠出企業年金に加入する時に以下の手数料がかかります。
- 特定運営管理機関手数料:1,100円
2.移換先の金融機関選定
退職前の「確定拠出企業年金(DC年金)」の加入先金融機関は、三井住友信託銀行でした。
三井住友信託銀行でもiDeCoを扱っていますので三井住友信託銀行のままiDeCoへ移換することもできます。
また私が口座を持っているSBI証券、楽天証券もiDeCoを扱っていますので、この3社について比較検討を行いました。
・iDeCoナビ取扱金融機関比較ページはこちら
https://www.dcnenkin.jp/search/
毎月の管理手数料、金融商品の種類、信託手数料を比べるとSBI証券が良いかなと思います。
3.資料請求
比較した結果、SBI証券が良いかと思いますが、取り扱う投資信託について詳しく比較をしたいので、資料請求はSBI証券と楽天証券の2社について行いました。
どちらも証券口座を持っていますので、個人情報を入力することもなく(自動入力されるものを確認する程度)加入プランや掛金情報を選択するだけで簡単に資料の要求をすることができました。
・SBI証券:加入プランの選択画面(選択するだけ)
・楽天証券:掛金情報の選択画面(選択するだけ)
4.最後に
移換手続きの期限は、資格喪失した翌月から6ケ月です。
期限内に終わらせないと余計な費用が発生します。
また、移換手続きには時間がかかるようなのでので早めに準備が必要です。
まずは、資料請求まで行いました。
その後の手続きについては後日、記します。
<3月9日追記>
結局、楽天iDeCoへ移換する手続きを行いました。