11月13日に第三種冷凍機械責任者の試験を受けてきました。
第三種冷凍機械責任者とは
高圧ガス保安法で定められた高圧ガス製造保安責任者の資格区分の一つであり、冷凍に関わる高圧ガスを製造する設備について保安業務を行うことができる資格です。
一定規模以上の冷凍設備を有する事業所は、冷凍機械責任者の免状を有して一定以上の実務経験を有する者のうちから冷凍保安責任者を選任することが義務付けられています。冷凍機械責任者は、第一種から第三種冷凍機械責任者まであり、免状の種類により扱える製造設備は以下のように決められています。
免状の種類 | 製造の区分 (1日の冷凍能力) |
高圧ガスの製造に 関する経験 |
第一種冷凍機械責任者 | 全て | 100トン以上で1年以上 |
第二種冷凍機械責任者 | 300トン未満 | 20トン以上で1年以上 |
第三種冷凍機械責任者 | 100トン未満 | 3トン以上で1年以上 |
上記の表の通り、第三種冷凍機械責任者免状所有者は、1日の冷凍能力が100トン未満の冷凍装置の保安業務を行うことができます。
試験日程、申込期間
冷凍機械責任者の国家試験は、1回/年となっており、毎年、11月の第2 日曜日に行われます。
2022年度は以下の通りでした。
試験日 | 電子申請期間 | 書面申請期間 |
11月13日(日) | 8月22日~9月7日 | ~9月5日(消印) |
試験が1回/年だけであり、申請期間も短いので注意が必要です。
なお、第三種冷凍機械責任者は、上記の試験以外にも高圧ガス保安協会が行う講習会を受講し、その検定試験に合格すれば国家試験での「保安管理技術」が免除となり、「法令」のみ受験とする方法もあります。
試験内容、合格基準、試験時間
試験科目 | 問題数 | 試験時間 |
法令 | 20 | 60分 |
保安技術 | 15 | 90分 |
両科目ともに60%以上の正解で合格となります。
試験申込方法、試験手数料、受験票
試験は以下の2つの方法より申込みができます。
- 電子申請:高圧ガス保安協会のホームページから申込み
- 書面申請:高圧ガス保安協会の試験事務所に返信用封筒、切手等を同封して郵送にて受験案内書・願書を請求し入手後に必要事項を記載して郵送。
私は電子申請で申込ました。(書面申請に比べ圧倒的に楽です。)
高圧ガス保安協会のホームページはこちら
https://www.khk.or.jp/
試験手数料、支払い方法
試験手数料は9,800円で、指定された銀行口座に振り込みとなります。
受験票
受験票は、試験日の約3週間前に郵送で送られてきます。試験日までに縦4.5㎝×横3.5㎝の写真を貼っておく必要があります。
試験
試験は9時集合で、試験場の机の上には、注意事項等が記載された以下の「受験にあたって」1枚の紙が置かれていました。
今回の試験会場は青山学院大学でしたが、試験教室には、時計がありませんでした。私は普段から腕時計をしているので問題ありませんでしたが、時計を持っていない人もいたようです。
解答用紙には、あらかじめ住所、氏名、生年月日等、印刷されているため、解答をマークするだけのものでした。
試験時間は十分あり、試験開始から30分経過後、退席可能なので、多くの人は制限時間前に退席していました。
最後に
合格発表は、年明けの1月5日です。
完全マークシート方式なのに、試験から合格発表までこんなに長い時間が必要なのか疑問に思います。
1月17日、2月13日 追記
無事合格することができました。
免状が届きました。