ビル設備の公共職業訓練の試験(入所選考)を受けてきました。
持ち物、服装
持ち物は、受付票(職業訓練受講申込時に受け取ったもの)と筆記用具だけです。
筆記用具は、鉛筆、シャーペン、消しゴムがあれば大丈夫でした。(ボールペンは使用しませんでした)
服装はスーツで行きました。ほとんどの人がスーツでしたが数名普段着の人もいました。
(失業中なので今年はじめてネクタイをしました。)
試験当日の流れ
試験当日の流れは以下のとおりです。
- 受付 8:30~9:00
- 筆記試験(または面接)9:00~10:30
- 移動・待機 10:30~11:00
- 面接(または筆記試験)11:00~12:30
受講希望者を2つの班に分けて先に筆記試験を行う班と先に面接を行う班に分かれていました。
私は1班で筆記試験が先でした。
なお、私が応募したビル設備コースは定員30名に対して受講希望者は42人でした。
受付
受付では受付番号と名前を伝え以下の3枚の紙を受け取り筆記試験の会場に案内されました。
- 応募質問票
- 同意書
- 選考予定表(当日の予定と試験会場案内)
応募質問票
A4両面プリントで質問が記載されていました。
試験が始まるまでの時間と待機時間で記入し「同意書」とともに面接時に面接官に手渡して面接を受ける形式でした。
「応募質問票」の内容は以下のとおりで特別な質問はありません。
- ビル設備管理の仕事を希望した理由
- ビル設備管理に関連する業務経験の有無
- ビル設備管理に関連する資格所有の有無とその資格
- 求職中か在職中か
- 求職中の場合、離職したのはいつか
- 求職中にどのような求職活動をしているか
- 再就職についての希望条件は(希望職種、就業形態等)
- 訓練中に企業側から面接のリクエストがあったらどうするか
- 再就職するにあたっての最低限の条件(勤務時間、休日、賃金)
- 健康問題の有無
- テキスト代、作業服(区分によっては交通費)が自己負担だが大丈夫か
- 訓練を定期的に休むことはないか
①の「ビル設備管理の仕事を希望した理由」は記入形式ですがこれ以外は選択式なので10分程度で終わる内容でした。
同意書
A4片面プリントで職業訓練の応募および受講にあたっての簡単な確認でチェック欄にチェックをして日付とサインをするだけでした。
確認事項の概要は以下のとおりです。
- 受講する訓練の内容を理解している上で応募している
- 訓練受講中は施設の決まりや社会のルールを守れる
- やむをえない場合を除き訓練を休まない
- 必要に応じて補講を受ける
- テキストと作業服は実費で購入する
- 求職活動をしっかり行う
- 訓練終了後も訓練所からの就職状況の確認の連絡に協力する
- 就職が決まったら訓練所に報告する
チェックするだけなので1~2分で終わりました。
筆記試験
筆記試験は、2つに分かれていました。
1つは危険に係わる注意力で、もう1つは訓練に関する知識でした。
危険に係わる注意力
問題数は2問で時間は各5分でした。
1問目は絵(人が仕事をしている)を見て
- どんな危険が潜んでいるのか
- (その危険により)どんなことが想定されるか
を答えるものでした。
2問目は0~9の数字が用紙一面に印刷されていて、この中から特定の数値(3、6、9)にチェックするという問題でした。
(老眼の私にはつらい問題でした。)
訓練に関する知識
マークシートによるもので時間は50分で問題数は40問でした。
内容は以下のとおりでした。
- 計算(分数、ルート、因数分解等)
- 漢字・4文字熟語
- 文章問題(2次方程式等で解く等)
- 図形(三角形の1辺長さ、円周の計算)
- 抵抗値(オームの法則)
- 圧力単位の換算
- 形状把握(折り紙を折って一部ハサミで切ったら広げたらどうなる)
- ビル設備管理に関すること
筆記試験が想定外のマークシートでした。
パンフレットの参考問題やインターネットで調べた過去問題とかなり違う印象でした。
ビル設備管理に必要と思われる最低学力内容という感じで数学が主でした。
このため漢字や4文字熟語などごくわずかでした。
漢字が書けないことを心配していたので私にとっては助かりました。
しかし学校を卒業して30年以上過ぎ、普段計算を必要としない生活をしている50代の人には難しかったのではないかと思います。
移動・待機
筆記試験終了後、面接の控え室に移動して面接開始まで待機となります。
面接の控え室に面接の順番が書いありました。
私の班は22人でしたが、面接はさらに2つに分かれて行いました。
受付番号の奇数と偶数に分かれて番号順に行います。
面接が終わり次第帰ることができます。
私は受付番号が9番だったので比較的早く帰れました。
この時間に「応募質問票」や「同意書」の記載をすることができますが、私の場合は、筆記試験の前に記載が終わっていたので何もやることがなく待機していました。
面接
面接官は2人でした。(2対1の個人面接です。)
面接室に入り、「応募質問票」と「同意書」を手渡します。
内容は、「応募質問票」に沿って記載内容の確認程度でした。
「応募質問票」記載以外で聞かれたことは、以下のとおりでした。
- 前職をやめた理由はなんですか
- 前職に関する資格を持っていますか、どんな資格ですか
- 訓練所ではいろんな人がいますがうまくやっていけますか
- 20代の子にタメ口で話をされても耐えられますか
面接については、「応募質問票」に沿ってもので意地悪な質問や突っ込んだ質問はありませんでした。
「応募質問票」に記載した時点で面接での質問内容の予想ができたので気が楽になりました。
面接時間は5分位だったと思います。
最後に
募集定員30名に対して応募者数が42人なので12人は不合格となります。
私と同じ班だった応募者は全員男性で年齢層は、20代~60代(たぶん)で幅広い年齢層でしたが40代の人が多いかなと感じました。
また、私より年上は2~3名だと思います。
(もう1つの班は受付から分かれていたのでわかりません。)
試験結果は3月の中旬に書留で送られてくるようです。
なぜそんなに時間をかける必要があるのか疑問です。
翌日とは言いませんが1週間で結果出せないのでしょうか?
今後の予定もあるのでもっと早く結果を教えて欲しいです
<2020年3月18日追記>
2020年4月から公共職業訓練「ビル設備」コースを受講することになりました。